看護部長挨拶

吉野幸代 看護部長

実際に側にいられなくても“寄り添う”気持ちで看護していきましょう

吉野看護部長

●プロフィール●
平成2年当院に入職、平成27年看護部長着任。平成28年に認定看護管理者取得

当院は地域の中核病院です。患者さんは0歳児~100歳以上の方まで幅広く、産まれてから最期を迎えるその時まで関わっています。「地域のために、より良い医療を、心をこめて」という理念が示すとおり“生活に根ざした”看護を提供しています。
そうした病院ですので、私が最も大事にしているのは「患者さんに寄り添う気持ち」です。


私には師長時代、印象に残る患者さんとの出会いがありました。在宅で看取りを希望された患者さんとご家族です。当時、余命を宣告された方に、いつごろ在宅に戻るか、治療を打ち切り緩和にするタイミングや、ご自宅での体制といった、一歩踏み込んだ内容の相談に躊躇していたんですね。けれど思い切って、宣告を受けたこと、ターミナルケアへの提案についてどう思われたのかを伺いました。そのときのお返事で「辛かったけれど、新しいスタートを切ることができました」とおっしゃってくださって。言いにくいことでも、きちんと伝えることがたいせつで、それが患者さんやご家族に“寄り添う”ことでもあるのだと気づかされました。これからも、実際に側にはいられなくても“寄り添って”いられる看護をしていきたい、そう願っています。

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